重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

読書メモ、探究メモなど。

読書メモ(再掲):The Myth of Mirror Neurons (by Gregory Hickok)

The Myth of Mirror Neurons: The Real Neuroscience of Communication and Cognition 作者: Gregory, Ph.D. Hickok 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc 発売日: 2014/08/18 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 2014年に読んだこの本。著…

読書メモ:The Undoing Project (by Michael Lewis)

前から、ダニエル・カーネマンのことが気になっていた。 それは、おもに『ファスト&スロー』の著者としてだった。『ファスト&スロー』は2011年に出た本だが、当時印象的だったのは、これを読んだ人が、皆得意げに「システム1」だとか「○○バイアス」だとか…

聴講メモ:松葉舎 開校記念イベント

今日はこの会に参加してきた。 江本伸悟さんが今年から立ち上げた私塾・松葉舎(しょうようしゃ)の、開校記念イベント。江本さんの10年来の学友である森田真生さんなど、ゆかりの人々も集まって、4時間の講演会が行われた。 まずは、江本さんによる塾設立の…

再読メモ:日本の難点(宮台真司 著)

日本の難点 (幻冬舎新書) 作者: 宮台真司 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2009/04 メディア: 新書 購入: 28人 クリック: 233回 この商品を含むブログ (228件) を見る ふと思い立って、8年ぶりに読み直したこの本。 社会学者の宮台真司氏が、経済・政治・教…

今年読んだ本で振り返る2016年

大晦日。ぼっーとしていると年が明けてしまうので、その前に、今年1年を振り返っておきたい。 たとえば10年後の自分は、2016年をどんな年として思い出すかと考えると、「トランプが大統領に決まった年」になりそうだ。案外、それに尽きているかも…。 でも、…

読書メモ:漱石のこころ(赤木昭夫 著)

漱石のこころ――その哲学と文学 (岩波新書) 作者: 赤木昭夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/12/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 夏目漱石ほど、作品が読まれた日本人の小説家はいない。漱石の作品が好きな人は多いが、その理由は人そ…

読書メモ:幸福はなぜ哲学の問題になるのか(青山拓央 著)

幸福はなぜ哲学の問題になるのか (homo viator) 作者: 青山拓央 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2016/09/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 「私はいま幸せです」と誰かが言うのを聞くと、なぜか少しだけ背筋が寒くなる。結婚した…

思考整理メモ:人工知能をトランスサイエンス問題として考えてみる

2016年も、やはり人工知能ブームがすごかった。 理工書出版の世界でもやはり影響も大きくて、一つの技術の話題でこれだけの数の本が出るというのは、ちょっと例がないのではないかと思う。国会図書館のサイトにて「人工知能」をキーワードに「本」を検索して…

読書メモ:精霊の箱(川添愛 著)

精霊の箱 上: チューリングマシンをめぐる冒険 作者: 川添愛 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2016/10/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 精霊の箱 下: チューリングマシンをめぐる冒険 作者: 川添愛 出版社/メーカー: 東京大…

読書メモ:デスマーチはなぜなくならないのか(宮地弘子 著)

デスマーチはなぜなくならないのか IT化時代の社会問題として考える (光文社新書) 作者: 宮地弘子 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/11/17 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る タイトルと帯のインパクトで思わず手にとったこの本。すぐ棚に戻す…