重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

読書メモ、探究メモなど。

読書メモ:工学部ヒラノ教授のはじまりの場所(今野浩 著)

工学部ヒラノ教授のはじまりの場所 ―世田谷少年交差点物語― 作者: 今野浩 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/06/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「出身高校は?」「都立日比谷高校です。」「あの日比谷ですか!」「そうです、『昔は』…

読書メモ:Behave(Robert Sapolsky著)

Behave: The Biology of Humans at Our Best and Worst 作者: Robert M. Sapolsky 出版社/メーカー: Penguin Press 発売日: 2017/05/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 「なぜ私はどうでもいいことで怒ってしまうのか?」「あの人はなぜ浮気…

読書メモ:我々みんなが科学の専門家なのか?(ハリー・コリンズ 著、鈴木俊洋 訳)

我々みんなが科学の専門家なのか? (叢書ウニベルシタス) 作者: ハリーコリンズ,Harry Collins,鈴木俊洋 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2017/04/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 書名が面白い。『我々みんなが科学の専門家…

読書メモ:科学とモデル(マイケル・ワイスバーグ著、松王政浩訳)

科学とモデル―シミュレーションの哲学 入門― 作者: マイケル・ワイスバーグ,松王政浩 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会 発売日: 2017/04/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 科学者は、ものごとを理解するのに「モデル」(数理モデル…

読書メモ:Homo Deus (by Yuval Noah Harari) …サピエンスはどうなってしまうのか?

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow 作者: Yuval Noah Harari 出版社/メーカー: Harvill Secker 発売日: 2016/09/08 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 話題の歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新作。人類の全歴史を独自の切…

読書メモ:『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)を現代人が読むべき理由

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/09/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (26件) を見る サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノ…

読書メモ:工学部ヒラノ教授の中央大学奮戦記(今野浩 著)

工学部ヒラノ教授の中央大学奮戦記 作者: 今野浩 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/03/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 大学事情に多少通じている人なら知っているように、国立大学の(偉い)先生は、定年になるとたいてい私立大学に移…

読書メモ:The Knowledge Illusion(by Steven Sloman & Philip Fernbach)

たしか小学生のころ、「総理大臣ってすごいな」と思っていた。 自分は学校の宿題やら習い事やらで頭がいっぱいなのに、大人というのは自分以外のことにも気を配っている。たとえば通学路のガードレール。これが設置されるまでには、「この道にガードレールが…

追悼メモ:羽野幸春先生を偲んで

高校時代の恩師、羽野幸春先生がお亡くなりになった。 羽野先生は社会科の倫理の先生で、私が教わったのは日比谷高校在任時代の2004~2006年。覚えているのは、白髪で背筋がぴんと伸びた、物静かな姿。近寄りがたさがある先生で、個人的にお話をした記憶はあ…

読書メモ:科学報道の真相(瀬川至朗 著)

科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書1231) 作者: 瀬川至朗 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/01/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る もと新聞記者で今は大学でジャーナリズムを教える著者が、日本の科…