重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

読書メモ、探究メモなど。

読書メモ:騙し絵の牙(塩田武士 著)

騙し絵の牙 作者: 塩田武士,大泉洋 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/08/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 主人公は、大泉洋が扮する敏腕編集者。自身が編集長を務める雑誌の廃刊を食い止めるべく、八面六臂の活躍をするというストー…

【再掲】読書メモ:アルゴリズム思考術(B. クリスチャン、T. グリフィス著)

アルゴリズム思考術:問題解決の最強ツール 作者: ブライアンクリスチャン,トムグリフィス,田沢恭子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/10/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 邦題と原題が結びつかず見逃していたのです…

読書メモ:最近読んだビジネス書5冊

最近、企業経営に関する数冊の本を読んだ。 何冊も読むつもりはなかったのだが、一冊目が思いのほか面白く、芋づる式に買ってしまった。 今回分かったのが、経営の本というのは、いっかいの会社員が読んでも相当面白いということ。とくに、10年以上前のビジ…

新刊紹介メモ:数学はなぜ哲学の問題になるのか(イアン・ハッキング著)

数学はなぜ哲学の問題になるのか 作者: イアン・ハッキング,金子洋之,大西琢朗 出版社/メーカー: 森北出版 発売日: 2017/10/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 仕事で関わった書籍です。 発売日に合わせ、ここでも紹介させてもらいます。 興味…

思考整理メモ:科学コミュニケーションから考える量子力学の解釈問題(後編)

中編からの続きです。 量子力学の解釈問題について、いまの専門家たちは何と言っているか(続き) ●「うまくいっているのだから、認めよう」派 筆者は、大学2年生のときに、はじめて量子力学の講義を受けました。 その講義の先生は「量子力学にはいろいろと…

思考整理メモ:科学コミュニケーションから考える量子力学の解釈問題(中編)

前編からの続きです。 はじめに、「量子力学の解釈問題」のあらましを簡単に振り返っておきたいと思います。 量子力学では、なぜ「解釈」が必要になったのか? 前編にも書きましたが、量子力学には「解釈」があります。 考えてみれば不思議です。物理学の「…

思考整理メモ:科学コミュニケーションから考える量子力学の解釈問題(前編)

ノーベル物理学賞が発表されたばかりで、世間的には「重力波」がトレンドなのかもしれませんが、今回は「量子力学」がテーマです。とくに「量子力学の解釈問題」について、近頃考えたことを書いてみたいと思います。 量子力学について、みんな違う意見を持っ…

読書メモ:時間とはなんだろう(松浦壮著)

時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体 (ブルーバックス) 作者: 松浦壮 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/09/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 現役の素粒子物理学者による、講談社ブルーバックスの新刊。「時間」の話が軸には…

読書メモ:佐藤文隆先生の量子論(佐藤文隆 著)

佐藤文隆先生の量子論 干渉実験・量子もつれ・解釈問題 (ブルーバックス) 作者: 佐藤文隆 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/09/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 突然ですが、量子力学の解釈問題についてどう思いますか? ……と聞かれて、…

読書メモ:物理学は世界をどこまで解明できるか(マルセロ・グライサー著)

物理学は世界をどこまで解明できるか―真理を探究する科学全史 作者: マルセロ・グライサー,藤田貢崇 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2017/06/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「このまま物理学の勉強(あるいは研究)を続けて、自分はどこ…